とおのおと開催報告Vol.1
今日で6月ラスト、まさかの上半期の最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか。上半期を振り返りながら、2月に参加したグループ展「とおのおと」の展示風景をご紹介します。
「とおのおと」についてはこちらの記事をご覧ください。
「とおのおと」では10人の作家による展覧会で、1人展示と2人展示のエリアがそれぞれの作家に用意されました。今回は1展示の様子をご紹介します。
「ランドセルと∞の廊下」
私は日常の何気ないものや空間をモチーフに絵を描いています。創作の入り口は、メモや落書き、撮りためた写真など。今回はそれらと、小学生だった頃の私と空間を共有します。初心を忘れないように、彼女と交換日記をするように。
とおのおと2020.02.15~02.19 展覧会コメントより
今回は元々小学校だった校舎を使っての展示ということで、ここでしかできない展示を試みました。私の小学生時代の作品群と近年のドローイングや写真、日々の落書きなどを同じ空間で展示しました。
前回の展覧会お知らせの記事で「ある人とのコラボを目論み中〜」とありましたが、その答えは過去の私でした。
「とおのおと」では、はじめ2人展のグループ展になるときいていました。しかしディレクターさんや作家同士の話し合いで、途中から1のスペースも与えられることになったのです。
突然突きつけられた「1人」というワードに、個展では考えもしなかった渦
「1人って?!私って何!?個人とは一体!?え、コラボは?」となったのがこの展示の始まりです(笑)
廊下では小学生の私とコラボしながら、最後のエリアでは、鑑賞者の方たちとコラボするエリアを作りました。懐かしの自由帳に足跡を残してもらったり、私が電子メモに描いたドローイングに絵や文字を描いてもらったり。
展示は丸4日ほどかかり、色々と大変でしたが、鑑賞者の方たちとの記憶の交差と小学生の頃の自分との会話が、とても面白い体験につながりました。
会期中何度も足を運んで下さる方もいました。作品を丁寧に保管してくれていた母にも感謝です。
たくさんのご参加ありがとうございます。
林 真衣
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